2013年7月18日

デジタルプロデュースという仕事

自分は今デジタルプロデューサーという仕事をしている。
プロデューサーという仕事は世の中的には曖昧で、よくわからない仕事をしている人とされる。
それがデジタルともなれば尚更だ。
それがどんな仕事であるのか、わかりやすく説明できたらと思い書いています。


プロデュースとはすごく簡単に言ってしまうと、0から1を作り出す仕事



ところが0を1にするというのは出来上がりである100をどう具体的に想起させるかであり
どんな体験がおこるのか、どんな効果が期待できるか、それが企業に何をもたらすのか(リスクはあるか
そしてどんなスケジュールと費用で実施するのかを明確にし
これまでなかったものや効率的なものを、新たな考え方や分析力で、
クライアントのビジネスを如何にして成功させるか
その考え方のサポートをする。そういった仕事だと考えている

よく勘違いされるのが「営業」と同じでしょ?ということ。
確かに、仕事を発注される立ち位置ではあるのだが、通常の営業とはかなり異なる

車を売る営業であれば
きっとそのお客さんとのコミュニケーションを取り
車のことに詳しくなり、他社の車との差別化を説明し
エンジンやいろいろな特性を勉強し
親身になって関わっていくことで販売という実績が得られるかも知れない

ところが漠然とこういうことをWEBで解決できないかとか、キャンペーンをしたいとか、新規サービスのWEBやアプリの制作という依頼の場合
その対象となる「車」に該当するものが存在しない
というのも、それらは「仕組み」であり、テレビで言うところの「番組」を新たに考え
作り出す必要があるからである。

そういった対象となる製品やサービスを新たに作り出すためには以下のようなことを複合的に判断する必要がある。

それらに関わる技術(システムやサーバーの基礎知識
それらの見せ方(デザインの知識
WEBやデジタルの特性
クライアント企業の特性やビジネススキーム(有価証券報告書を読んだり)
最新の時事(現状の世の中の動向や自身が中立性のある考え方をするため
幅広い雑学知識(枠にとらわれない自由な発想の原点
取り巻くメディア(広告やPRの仕組みや料金、流れ
特にSPであればマーケティング担当の立ち位置を見据えた視点(クライアントの立ち位置で考えられるように
プロモーション全体理解(CM、イベント、グラフィック、その他各種媒体)との連動(代理店など大きなチームで取り組む仕事での自分の立ち位置の見極め
クライアント企業の成功(ビジネスとしての成功やマネタイズ
分析力(アクセス解析や広告解析の数値、リサーチなどの解釈で説明の説得材料として重要
コミュニケーション(内部・外部の人と一緒にチームとして仕事をする上での信用されているかどうか
人脈(ビジネスのネットワークでどこまでの領域をカバーする体制構築ができるか

まだまだあるが、こういったものを踏まえて提案し、提供し、分析し、議論し、資料化し、そしてまた提案する
その中でビジネスが生まれ、育っていく過程を見守っているのだと思う。

かたやディレクションという仕事は何であるのかと言うと簡単に言うと1を100に育てる仕事である
ある意味ディレクターは実際の制作は行わないが、間違いなく制作者(制作の責任者)である

プロデューサーが大枠をおさえた要件を成長させ、もっと面白くし
演出をし、よりすばらしいテクノロジーを取り入れ、プロジェクトを進行させ
スケジュールと予算内に抑える(時には予算を超えるものでも革新的なものは提案をし)

但しディレクションという仕事は
専門が存在するためイベント、WEB、グラフィック等に細分化できる。
そのためプロデューサーは全体を包括して
コミュニケーションの全体のブレをなくすコントロールが必用である。

ただ、通常プロデューサーほどに包括的な視点を持つ必要は基本的にはない
ただし、よりプロデューサー視点を理解できた方がプロジェクトもうまくいくので
将来的にプロデューサーになることを意識すると
やはり常に考えて動かなくてはならないことは間違いない

冒頭に戻るが
自分は今デジタルプロデューサーという仕事をしている。

デジタルという視点はWEBだけではない
そこがデジタルプロデューサーとWEBプロデューサーの違いで
例えば以下のようなことを考えて実施する。

WEBは企業のビジネスにとって1つのツールでしかない(大きなツールではあるが
そこにスマートフォンやタブレットなどインドアではないツールが加わることで
外界とのコミュニケーションが必用になってきた
また更にはイベントなどPRで利用されるモニターやカメラなどとの同期や
3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルデバイスを用いたPR企画
最近ではプロジェクターを利用した様々な手法
もちろんそこにメディアを呼ぶアプローチも(PR会社さんと組んだり
はたまた新規ビジネス(何か面白いことをしたい!というオーダーや
新規デバイスの相談、テレビのリモコンの赤外線やNFCを利用したような既存を活かしたもの
紙などのアナログをARなどを駆使してデジタルと連携

そういった様々な事象を組み合わせて仕事を作り出すのがプロデューサーとして実施することの
概要といったところで久しぶりにブログを更新してみたという次第です。

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